2015年8月10日月曜日

茅乃舎 茅乃舎だしセット



実際のところ、だしの良し悪しなんて分かるほど繊細な舌は持ち合わせちゃないんだよね。おれのようなド素人考えで言わせてもらえば、大してだしが良くなくたって美味いものは美味いんだもの。だしに乗っける味付けが抜群に良きゃ、結局美味い料理が出来上がっちまうって思うわけ。だからだしは絶対に必要ってものじゃない。だけど、関西出のおれにとっちゃだしの存在は、もう欠かすことができないんだね。

だしってのは料理のベースになる、いわば土台なんじゃないのと思うわけ。たとえば高くて立派な城を建てようとすると、それこそ基礎が需要になるじゃない、しっかりとした土台があってこそってね。土台のない汁物や煮物料理てのは、調味料を山ほど使って、醤油で真っ黒だったり、うまみ調味料ざぶざぶ溶かしたり、妙にしょっぱかったりしてね、建物が倒れたり壊れたりしないように色々工夫して組み上げてくんだよ。一方でさ、だしがよく効いてる料理ってのは土台がドカッとしっかりしてるものだから、調味料使った味付けが少なくて済むわけね、建材少なくても、揺るぎない建物ができるみたいな、ヘルシーで味も安定するんだね。

ここまで話してやっとこれ、茅乃舎のだしの話ね。はじめに言ったけどさ、おれみたいな素人にゃ細かい違いは分かんない、でも分からないなりに「あれっ?」て感じる。「なんか濃いな?」てね。いつもの妻の味付けが、なんだか底上げされたみたいに感じるんだね。そうすると、妻は意地悪をして、いつものだしと茅乃舎だしとを使い分けておれを試してくるわけ。「ペロッこれは茅乃舎だし!」「ちがいます」て具合ね、チクショーなんて言って。上手に味付けするんだもの、分かんないっての。ただ煮干しだしは別ね、おれ煮干しだし大好きだから、鰹より昆布より、煮干し。好みの問題だけどね、これ鼻にふわあっと抜けるから一発で分かるね、それで安堵の吐息が出ちゃう。あと野菜だしはビックリしたね。野菜をだしで煮ただけのスープが濃く感じるんだもの、味付け一切無しなんだよ「嘘でしょ!?」ってね。

そういえばだし買うとレシピ集くれたね、いっぱい、全部で6冊かな。ちょっと、このだしの数でこんな山ほどレシピ教えてもらっても作りきれませんって妻は言うんだ、まったく商売上手なんだよ。まあ茅乃舎だしじゃなくても使えるレシピ本みたいやか…みたいだから、太っ腹といえばそうなんだけどね。

だしって偉大だね。それをあらためて知るいい機会になったわ…なったぜ?いいだしを使って作った妻のすご…ごっつ美味い味噌汁を飲んで、やすらかな気持ちになってね。


あーあ、しんど、、、
関東弁は肩凝ってあかんわ。

御馳走様。

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